こんにちは、大家の鈴木です。いつもご覧いただきましてありがとうございます。
お部屋のリフォームやDIYで、電気のLED化やコンセントやスイッチを交換したいという方は多くいらっしゃると思います。
自分で作業するには資格が必要になるのですが、独学で学んだ場合にどのくらいの費用が掛かるのか解説します。
試験申し込みから免状取得までのおおまかな費用
まず初めに金額を書いてしまうと、試験の申し込みから免状取得まで5万円くらいはかかります。
詳細は次の項目から説明していきます。
詳細
受験料
試験への申し込み方法は、「インターネットでの申し込み」と「郵便での申し込み」の二通りあります。
それぞれの料金は、「インターネットでの申し込み」は9,300円、「郵便での申し込み」は9,600円です。

インターネットで申し込む方が300円安くなっていますが、手数料が300円近くかかりますので9,600円くらいにはなるかと思います。
なお、インターネットでの申し込みの場合、以下の4つのどれかで支払可能です。
- 銀行振込
- クレジットカード決済
- コンビニ決済
- Pay-easy(ペイジー)決済
参考書
試験は2段階あり、マークシート方式の「筆記試験」を合格すると、配線の作業をする「技能試験」を受験することになります。
わたしの場合、参考書は筆記試験用の参考書と過去問、技能試験用の参考書の合計3冊購入しました。3冊合計で5,258円でした。



技能試験には工具が必要
技能試験では工具が必要になります。必要な工具は以下の通りです。
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- ペンチ
- 圧着工具
- VVFストリッパー
- 電工ナイフ
- ウォーターポンププライヤー
- スケール
以上の工具を別々にそろえるのは大変ですので、セットになったものを購入すると楽です。amazonだけでなく、ホームセンターでも購入できます。お値段は12,000円くらいかと思います。

技能試験練習用の部材
技能試験合格には練習が不可欠です。練習をするためにケーブルやコンセント、スイッチなどがセットになった部材を購入しました。
技能試験では、あらかじめ公開されている13問の候補問題からどれか1つが出題されます。どれが出題されるかは試験本番まで分からないので、13問の候補問題を一通り練習するのですが、わたしは「まずは1周してから追加するか考えよう」と思っていたので、1周分の部材を購入しました。
お値段は18,000円くらいかと思います。

免状申請
合格した後、免状をもらってから電気工事の作業ができるようになるのですが、免状申請には5,300円必要になります。
費用まとめ
受験料から参考書、工具、部材、免状申請代を最小限の範囲でまとめました。
参考書代、工具代、練習用部材代は価格に変動があるかと思いますので、わたしが購入したくらいの金額で計算しています。
受験料 | 9,600円 |
参考書代 | 5,300円 |
工具代 | 12,000円 |
練習用部材 | 18,000円 |
免状申請代 | 5,300円 |
合計 | 50,200円 |
以上のように50,200円。約5万円ほどかかります。
さらに申し込み時の手数料、郵便代、会場への交通費や免状申請に必要な証明写真代が必要になります。
また、試験会場が遠い方は宿泊代がかかるなど、追加の費用がかかってくる場合もあります。
ちなみにわたしの場合、別に工具などを追加で購入したので、合計7万円くらいになりました。1回の受験で合格したいという思いから、便利なものは迷わず購入しました。
まとめ
約5万円。結構かかるな…と思った方もいらっしゃるかもしれません。ですが、今後簡単な電気工事は自分でやってみたいと思われる方は必要ですし、持っていて損はない資格だと思います。
わたしが調べたところ、古いコンセントやスイッチの交換を業者さんにお願いすると1カ所7千円くらいするようです。お家全体をDIYで模様替えする方や、お部屋を何度かリフォームする大家さんを考えるとすぐに元はとれるのではないかと思います。
- 試験申込から免状申請まで約5万円
- 申込みはインターネットと郵便の二通り
筆記試験と技能試験についてのコツをブログに書きました。技能試験についてはおすすめの工具も載せています。
申し込みをされた後は是非参考にしてみてください。
おまけ
試験後に使わなくなった工具はフリマサイトで売りました。
例えば、合格配線チェッカー(工作物が正しくできているかチェックするツール)は、試験の練習の時でしか使えないので不要になってしまいました。
フリマサイトに出品したところ、購入した金額の半額くらいで売れました。フリマサイトの手数料や送料を引くと手元に残るのはごくわずかな金額ですが、わずかでもお金が入ってくるのはうれしかったです。
他にも、使用した参考書なんかも売れます。試験に合格された後、不要だなと思ったらやってみてください。