PCでの作業するときに、ディスプレイ(画面)がもう一つあると効率が上がり便利です。新しくディスプレイを購入しなくても、無料のアプリケーションで実現できるのでご紹介します。
ディスプレイを増やして効率UP!
PCのディスプレイが一つだと・・・
データを見ながら入力したいけど、ウインドウを切り替えるのが面倒くさい。
2つのファイルを画面の半分ずつ開いているけど見にくい。
めんどくさかったり、見にくかったりするの分かります。
もう一つディスプレイがあると、それぞれに資料を開いておけるので、ウインドウの切り替えなんてすることがなく作業効率が上がります。
とは言え、新しくディスプレイを用意するのはお金がかかったり、ディスプレイを置くスペースが必要だったりなかなか難しい…。
そこで、タブレットやスマホをPCの拡張ディスプレイ化できる「spacedesk」というアプリケーションがあります。無料で使え大変便利なアプリケーションです。ですが、ファイアーウォール(ネットワークセキュリティの一つ)に穴を開けるのでリスクがあります。使用は自己責任でお願いします。
ディスプレイアプリ(spacedesk)のインストール
「spacedesk」というアプリケーションをPCとタブレットやスマホにインストールするだけですので簡単です。
まずは、PCへのインストール方法をご説明します。
(PC)はPCでの操作。(タブレットorスマホ)はタブレットやスマホでの操作を表しています。
1.インストールファイルをダウンロード(PC)
- spacedeskのホームページへアクセスし、ダウンロードファイルをダウンロードします。
- お使いのOSに合わせて、インストールファイルをダウンロードします。
2.インストール(PC)
- ダウンロードしたインストールファイルを実行します。
- インストールファイルが開いたら「Next」をクリックします。
- ライセンスの同意にチェックをつけて「Next」をクリックします。
- インストールするフォルダを指定して「Next」をクリックします。特にインストールしたい場所がなければ、そのまま「Next」をクリックしてください。
- windowsのファイアーウォールをspacedeskが通過できるよう、例外として設定します。「Add an exception to the Windows firewall for spacedesk」にチェックを付けたまま、「Next」をクリックします。
- 「Install」をクリックします。
ノートンなどのセキュリティソフトをインストールしていると以下のような画面が出てくるかと思います。「OK」をクリックしてください。
- インストールが完了すると以下の画面が出てきます。「Finish」をクリックしてください。
3.インストール(タブレットorスマホ)
次に、ディスプレイとして使用するタブレット、またはスマホにアプリケーションをインストールします。
- App StoreやGoogle Playからアプリをインストールします。
- アプリを開くと、PC側の名前とIPアドレスが表示されるのでタップします。
4.画面の設定(PC)
タブレットまたはスマホにPCの画面が表示されましたでしょうか。PCの初期の設定では、増設したディスプレイはPCと同じ画面を表示する設定になっているかと思いますので、表示を拡張する設定に変更します。
- タブレットやスマホをspacedeskで接続したまま、PCのデスクトップを右クリック。
- 表示された画面の「ディスプレイ設定」をクリックします。
- 「表示画面を複製する」をクリックします。
- 「表示画面を拡張する」を選択します。
- 「変更の維持」をクリックします。
- 拡張したいディスプレイの位置を変更し、「適用」をクリックして設定完了です。
わたしの場合、左側に拡張ディスプレイを置きたかったので、ディスプレイ2を左にしました。
ディスプレイの拡張する位置は、ドラッグアンドドロップで変更できます。
使い方
PCとタブレットの両方にインストールできたら、使い方は簡単です。
PC側のspacedeskを起動
PCを起動するとspacedeskも自動的に起動しているかと思いますので、次のタブレット(またはスマホ)を接続へ進んでください。
spacedeskが起動していない場合は以下の手順でspacedeskを起動してください。spacedeskが起動しているかの確認は手順の下の「spacedeskの起動確認方法」を参考にしてください。
- すべてのアプリから「spacedesk DRIVER Console」をクリックしてください。
- 「spacedesk Status」をONにします。
spacedeskの起動確認方法
- タスクバーの右、隠れているインジケーターを表示します。
- 「spacedesk DRIVER」があれば起動しています。
タブレット(またはスマホ)を接続
- 「spacedesk」をタップします。
- 表示されているPCをタップします。
- PCの画面が表示されたら成功です。
終了
spacedeskを終了するには、タブレットまたはスマホ側のアプリケーションを終了すると接続が解除されます。
まとめ
設定が完了すると、マウスカーソルが拡張ディスプレイまで移動するのが確認できると思います。アプリケーションの設定することはあまりなく、インストールするだけで利用ができるので簡単にディスプレイを増やすことができます。
spacedeskの画面は、カクカクしたり若干の遅延があったりしますが、資料を表示しておいたりブラウザの画面の表示しておく分には問題ないかと思います。古くなって使わなくなったタブレットの活用方法の一つとしてもいいのではないでしょうか。
画面が増えたことによって、作業効率が上がったと感じていただけたら嬉しいです。