マイナンバーカードを使って、法人の印鑑証明書をオンライン請求する方法

効率化

法人の印鑑証明書が欲しかったのですが、法務局へ行くと時間がかかるのでなんとかオンラインで取得したい。

でも、ネットで検索してもなかなかやり方がわからず、時間がかかってやっと申請することができました。

ここでは、「印鑑提出者(自分)」が「(自分の)会社の印鑑証明書」を「印鑑提出者(自分)のマイナンバーカード」を使って、「オンライン請求する」方法をまとめました。

  • 印鑑提出者(自分)
  • (自分の)会社の印鑑証明書
  • 印鑑提出者(自分)のマイナンバーカードを使って
  • オンライン申請する

法務局のホームページには「かんたん証明書請求」があり、法人や不動産の登記簿謄本をオンラインで請求できるのですが、法人の印鑑証明書の請求には電子証明書が必要のため、「かんたん証明書請求」では申請できません

「かんたん証明書請求」とは別に、PCにインストールするタイプのソフト「申請用総合ソフト」を使って法人の印鑑証明書を請求することができます。

オンライン申請するには以下のものが必要になります。

  • マイナンバーカード

印鑑提出者本人のマイナンバーカードが必要になります。

  • カードリーダー

カードリーダーでマイナンバーカードを読み込み、電子署名を付与します。

「マイナンバーカード対応」と書いてあるものがいいと思います。

ちなみにわたしは、IODATAのカードリーダーを使用しています。

  • 印鑑カード

書類を作成する際に、印鑑カードに記載されている印鑑番号が必要になります。

  • マイナンバーカード
  • カードリーダー
  • 印鑑カード

オンライン申請するには事前に準備が必要です。

  • 申請用総合ソフトが使用できること
  • JPKI利用者ソフトのインストール済みであること
  • ネットバンキングが使用できること

準備ができている方は、「事前準備」は読み飛ばしてください。

  • 申請用総合ソフト

印鑑証明書のオンライン申請は、「申請用総合ソフト」で行います。

申請用総合ソフトは申請者IDが必要になりますので、登録されていない場合はあらかじめ登録をして申請者IDを作っておきましょう。

申請用総合ソフトは登記・供託オンライン申請システムのサイトからダウンロードできます。

  • JPKI利用者ソフトのインストール

マイナンバーカードを電子署名として使用する際は、公的個人認証サービスのJPKI利用者ソフトのインストールが必要です。

公的個人認証サービスのJPKI利用者ソフトはこちらからダウンロードできます。

  • ネットバンキング

手数料の納付方法はインターネットバンキング、モバイルバンキング又は電子納付対応のATMを利用してすることができます。

家から出ずに支払うには、インターネットバンキングかモバイルバンキングが使えるようになっていることが必要になります。

インターネットバンキングは、ご利用されている金融機関で申し込みをすることができます。

PCやスマホで明細を確認できたり振込手数料が窓口やATMよりも安かったりと、とても便利なサービスです。

  1. 申請用総合ソフトにログイン

「申請用総合ソフト」にログインします。

「申請者ID」と「パスワード」を入力してOKをクリックします。

  1. 申請書作成

ログインしたら、「申請書作成」をクリックします。

印鑑証明書の申請は、「商業登録申請書」→「交付請求書(登記事項証明書・印鑑証明書等)」→「交付請求書(印鑑/登記事項証明書)【署名要】」を使用します。

  1. 必要事項記入

「印鑑証明書・登記事項証明書交付請求書」に必要事項を入力します。

(請求対象表示)項目では、印鑑カード番号を入力しますので印鑑カードをご用意ください。

印鑑カード番号は半角ですが郵便番号や住所の番地などは全角だったりと、全角と半角の間違えでエラーになりやすいのでご注意ください。

必要事項をすべて入力したら画面上の「完了」ボタンをクリックします。

  1. 電子署名付与

書類が完成したら電子署名を付与します。

署名を付与する申請書を選択し、「署名付与」をクリックします。

「ICカードで署名」をクリックします。

「ICカードの差し込み確認」が出るので、パソコンにカードリーダーを接続してマイナンバーカードを読み込みます。

マイナンバーカードを差し込んだら画面の「OK」を押します。

アクセスパスワードを求められるので、マイナンバーカードに設定している「署名用電子証明書暗証番号」を入力して「確定」をクリックします。

入力が成功すると、署名付与完了の画面が出ます。「OK」をクリックして閉じます。

「情報」の欄に赤い文字で「署」と、マークが付いているのがご確認いただけるかと思います。

  1. 申請書送信

電子署名を付与した後は、画面上の「申請を送信する」ボタンを押して申請書を送信します。

未送信の申請データを選択して、「申請データ送信」をクリックします。

送信対象にチェックを付けて、「送信」をクリックします。

送信確認の画面で「OK」をクリック。

申請書を送信したあとは、納付情報が届くまで待ちます。

申請内容に問題がなければ数分で届くのではないでしょうか。

  1. 納付

納付情報が届いたら支払いをします。

手数料はインターネットバンキング、モバイルバンキング又はATMを使って納付することができるのですが、この記事ではインターネットバンキングを使って納付します。

納付情報が届くと申請書の納付欄のボタンが押せるようになりますので、「納付」をクリックします。

電子納付の画面で「納付」をクリック。

「G-GOV電子納付」の画面が表示されますので、ご利用されている金融機関を選択して納付します。

納付状況が「納付済み」となったら完了です。

以上でオンライン申請が完了です。

印鑑証明書請求は、窓口で請求すると450円オンラインで請求し郵送してもらうと410円と手数料が安くなっています。

窓口に行く時間がない時にはとても便利です。

この手順を参考にしていただけたら嬉しいです。

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